歯周病予防
2008年09月05日
歯周病(歯槽膿漏) 予防歯科に通う理由
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
このごろ、予防歯科に通われている方の感想を聞くことが多いのです。
きもちいいですよ、とか、さっぱりします、とか表面上の今感じたことを言っていただけることも多いのですが・・・
中には、”う〜ん、そうきたか”と思わずうなってしまうようなことを教えていただけることがあります。
今日のWさんもそうでした。
「口の中もさっぱりするし、磨き残しが取れるって感じで、確かに初めてきら歯科クリニックに来た頃の歯ぐきが腫れてる感じは、まったく無くなったのよ。でもね・・・」
「なんで通い続けてるかと思いをめぐらすと、たぶんスタッフの方に会いに来て話に来てるのよ。」
「だから、ここじゃなきゃだめなの」
歯周病や虫歯は、進行をとめることができます。
毎月、歯医者にクリーニングをしに行けば、歯石も付かなく歯肉も腫れるわけがありません。
でも、話をお聞きする限り、きら歯科クリニックに行きたいという方は、ほとんどの場合が、話を聞いて欲しい(会話をして欲しい)という部分を重要視しているということに気が付きました。
確かに人と人とのつながりが重要だと思って、きら歯科クリニックのあり方(目的)を定めています。
スタッフも、それに呼応するように患者さん一人一人と向き合っているということが評価されているわけで、私もとてもうれしく思うのです。
2008年09月03日
歯周病かと思いきや・・・口内炎
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
歯ぐきや頬、舌にもできるのが口内炎。
かんだり、体調が悪かったときにできます。
歯周病(歯槽膿漏)が急に痛くなった、といってこられる方の中にも、実は口内炎だったという方もいます。
なんだ、口内炎か。
といって、油断は禁物です。
実は、口の中の癌(口腔癌・舌癌 等々)は、最初は口内炎と同じような感じでできることがあるからです。
入れ歯があたって口内炎ができやすい・・・という時も、歯や目のケアが必要です。
同じところに傷ができればできるほど、遺伝子を壊しやすいためです。
遺伝子が壊れると癌に変化しやすいのです。
もちろん、口の中のばい菌がいなければ、それだけリスクも減っていきます。
血液やリンパの流れがいい状態で、癌を起こすばい菌自体が少なければ、リスクが下がるということです。
ただの口内炎ですが・・・
むやみに怖がる必要もありませんが、ほったらかしにして置くことはいけません。
予防歯科に通っていれば、ず〜っと時間の変化を記録できるので、ちょっとした変化も見逃さないですむということですね。
2008年09月02日
虫歯・歯周病(歯槽膿漏) 歯磨きだけで防げない2
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
昨日の話しの続きになります。
病気がないときに行くのが歯医者さん。
歯周病(歯槽膿漏)の治療・予防を考えたときに、一度歯周病を止めて、それからそれを維持するようにしていくことが必要です。
この維持するために歯医者さんへ通うときに、注意点があるということでした。
例えば、歯医者さんで「6ヵ月後にきてくださいね」と言われたことはありませんか?
この6ヶ月という期間は、重要な意味があるのです。
それは、”必ず病気になる期間”ということ。
どんなに歯を磨いていても、6ヶ月、自分の歯磨きだけで過ごしてしまうと、必ず病気(歯周病・歯槽膿漏)になっているということなのです。
6ヶ月あけば、必ず歯石は付きます。
汚れて磨けていないところは、歯ぐきが腫れているかもしれません。
今度いつは医者さんに行けばいいのか・・・・というのは、一人一人期間が、違うはずです。
虫歯も歯周病もほとんどない。歯石も付きにくい。顕微鏡で見てみても、ほとんどばい菌が見られない・・・
こういう方は、3ヶ月以内に一回、歯医者さんへ行って、汚れ(ばい菌)を撮ってもらえばいいでしょう。
ところが、すでに骨が溶けて歯の根が見えている。すぐに歯石になってしまう。磨き残しが多い・・・。
こういう方は、歯石ができ上がる前、歯周病になる前に一回、歯医者さんへ行く必要があります。
そうすると、2週間から1ヶ月程度に一回。
歯医者さんへ行って口の中のばい菌をきれいにすれば、ほとんどの場合歯周病(歯槽膿漏)は防げるのです。
これは、一人一人の体の状態によっても違いますし、食事の質など、生活習慣や状況によっても違ってくることです。
今、自分がいい方向に進んでいるのか。
それとも、悪くなる方向に向かってしまっているのか。
自分自身では判断できない。
だから、専門家の第三者の目線で、的確に、定期的にチェックする。
これをしていけば、歯周病(歯槽膿漏)に悩まなくてすむようになるのです。
2008年09月01日
虫歯・歯周病(歯槽膿漏) 歯磨きだけで防げない
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
歯周病で悩んでいる方の多くは、
「歯磨きをしているのに、血が出る」
「歯がグラグラして・・・。気をつけて磨いているのに」
というように、自分でしっかり磨いているのに、結果がうまく現れないということが多いです。
確かに、「他の病院で歯磨きの指導を受けました」という方が来院されたときは、非常にきれいな口の中をしているのです。
でも、どういうわけか、歯ぐきから血が出るとか、歯肉が減ってしまうのが止まらないとかいう状態が止まりません。
ここで大きな勘違いをしている部分があります。
それは、歯を磨けば、歯周病(歯槽膿漏)は防げると思っていること。
確かに、歯周病の予防には、歯磨きが大きく関与しています。
でも、歯磨きだめというのは、世界中の国々では常識となりつつあること。
日本では、歯磨きをすれば・・・というイメージですが、それは特殊なことなのです。
ではどうすれば良いかというと、歯の周りのバイキンをきれいに取り除くために、歯医者さんに通うということです。
歯医者さんに通うのは、痛いとか症状があるときだけだと思うのですが、症状があるというのは、体の中では非常事態ということですよね。
そうなる前に歯医者さんへ行ってきれいになる。
歯石もできる前に行くので、痛い思いをして歯石を取る事もないのです。
病気がないときに行くのが歯医者さん。
これが普通になったときに、初めて歯周病(歯槽膿漏)をコントロールすることができます。
実はこの時にポイントがあるのですが・・・
それは次回に。
2008年08月30日
虫歯・歯周病(歯槽膿漏)と歯磨き
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
「自分で歯磨きもしっかりしているし、歯ぐきのマッサージもしている。
だから、歯医者さんに通わなくてもいいですよね。」
虫歯・歯周病の予防処置に来た、Wさんが、受付で話し始めました。
自分でしっかり管理ができる。
だからわざわざ歯医者さんに通わなくても、虫歯にも歯周病にもならない・・・
実際に、歯医者である私も、以前は歯磨きがしっかりできていれば、虫歯にも歯周病にもならないですむのではないかな・・・と思い、患者さんに歯磨きの仕方を徹底的に教えていたときがありました。
でも、なんだかおかしい。
きれいに磨けている方が、数年立って来院されると歯周病や虫歯になっている。
なんで、歯磨きができているのに、虫歯や歯周病にまたなってしまうのだろうか?
そう思いながら色々勉強していったときに、あることを知りました。
それは、
「歯磨きを教わって歯医者さんに通わない場合と、歯磨きを教わらずに歯医者さんに通わない場合と、歯のなくなり方はほぼ同じ。」
というデータでした。
これには衝撃を受けました。
歯磨きだけではどうにもならないということが、すでにデータとしてあったのですから。
なんで大学で教わってこなかったのだろう???
先輩の先生たちもほとんどこのことを知らないようでした。
このデータには、他にもあって、
”定期的に歯医者さんへ通う場合には、ほとんど歯がなくならない”というものです。
でも、注意したいのは、歯医者さんへ通うのは、虫歯・歯周病の治療に通うのではないということ。
治療をしてしまうと、余計に歯が悪くなってしまうからです。
そうではなく、虫歯・歯周病になる前に、歯医者さんへ行ってきれいにしてもらうということです。
ですから、歯石ができる前。
歯磨きの磨き残しが硬くなる前に、歯の磨けていないところを歯医者さんに行ってきれいにしてもらうということなのです。
歯磨きは大事ですが、それだけでは十分ではない。
歯医者さんに、汚れを取りに行って、「元気な状態ですね」ということを確認することを続けていくことが大切だということです。
これは特別なことではなく、世界的に見れば当たり前のこと。
どういうわけか、日本だけが特殊な世界にはまってしまったようです。
2008年08月29日
歯周病で歯がグラグラしてる (残す方法2)
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
歯周病でグラグラしている歯を使えるようにするために、その歯と隣の歯をつなげて力を肩代わりしてもらう方法があるという話を前日にしました。
でも、この方法にも欠点があります。
隣の歯も歯周病だった場合には使えないということ。
さらに、共倒れして、歯周病が進んでしまうことがあるということでした。
これとは違う方法で、グラグラした歯を残す方法があります。
これは、私の師匠、川邉研次先生から教えていただいた方法。
例えグラグラしていても、最後、指で抜けるくらいまで歯を使える方法です。
グラグラゆれている歯周病(歯槽膿漏)の歯は、歯の周りの骨が溶けてしまった分、口の中に見えている部分が長くなっています。
例えるなら、砂山に棒を立てた状態。
砂を取っていくとだんだん棒が倒れていきますよね。
この時にどうすれば良いかというと、砂を足すか、棒を短くするかです。
歯周病の骨も砂山の砂のように簡単に足せればいいのですが、今の医療では、骨を戻すということはほとんど無理なのです。
そこで、棒を短くしてバランスを取るという方法を取ります。
長くなりすぎてしまった歯を短くすることで、骨の負担を少なくするのです。
でも、そうなってしまうとかめなくなりますよね。
そこで、その短くなった歯を覆うように、取り外しのできる入れ歯を入れていくのです。
こうすることで、指で抜ける位まで、歯をしっかり残すことができるようになるのです。
2008年08月28日
歯周病で歯がグラグラしてる
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
歯周病(歯槽膿漏)が進んでしまって、歯がグラグラしてしまうということ、ありますよね。
見つかるのが早ければ、それでもぐらつきが止まる事もありますが・・・
歯周病が進んでしまい、骨が腐って溶けてしまうと、なかなか止まりません。
たとえ歯ぐきからの血や膿が出なくなったとしても、グラグラ歯が揺れてしまって止まらないということがあります。
こういうときには、隣の歯と、接着させてつなげてしまうことがあります。
そうすると、ぐらついていた歯を隣の歯が助けてくれるので、しっかりかめる事もあるのです。
ただ、この状態にしてから、骨の吸収が加速してしまうことがあるので注意が必要です。
なぜ骨の吸収が進むかというと、歯の周りの骨の部分に適度な噛む刺激が届かなくなってしまうことがあるから。
かむことによって、歯の周りの骨の栄養が循環しているという部分もあるのです。
ですから、適度な刺激があれば、歯周病にもなりにくくなるのですが、まったくかめていないとか、歯があたりすぎて力が強すぎるというときにも、歯周病が進んでしまうのです。
歯周病が進んでグラグラしている歯に適度なかむ力を与えるというのは、なかなか難しいことです。
また、隣の歯も歯周病でグラグラしているというときには、この接着させて力を分散させる方法は不可能です。
こういうときにはいい方法があります。
それは次回に。
2008年08月27日
歯磨きすると血が出るんです
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
昔あったCMに、林檎を食べると血が出ませんか・・・というものがありました。
今回の患者さんの話は、林檎ではないのですが、歯を磨くと血が出てしまうというVさんの悩みです。
Vさんは、20代前半の男性。
歯周病(歯槽膿漏)というのは、年配の方の病気だと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には、10代でも起こることがあります。
Vさんの場合は、このごろ気が付いたら、血が出ていたということで・・・
どうも原因は、不規則な生活のようです。
学生なので、夏休みに入ったとたん、歯磨きをあまりしなくなってしまったとか。
確かに、歯の周りには磨き残し(ばい菌のかたまり)がたくさん着いています。
歯周病の原因は、ばい菌。それと、自分の体の免疫力(治す力)。
このバランスが崩れると、歯周病(歯槽膿漏)になってしまうのです。
Vさんの場合は、ばい菌が増えて、不規則な生活のために体の抵抗力が落ちたということですね。
ということは、この逆をすれば言いということ。
ばい菌を減らすように歯磨きを意識して、体の調子を上げるように規則正しい生活に戻してあげる。
ちょうどもうすぐ始業式。
自然と生活のリズムは戻るでしょう。
この複合する要素を療法改善できれば、2週間以内に必ず出血は止まります。
後は、定期的なメインテナンスを行っていけば、いい状態をキープできますね。
この話を聞いて、Vさんもちょっと安心したみたいです。
やっぱり、血が出るというのは嫌なものですよね。
2008年08月25日
歯周病の治し方・防ぎ方(きら歯科クリニックの特徴)
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
このごろ、
『きら歯科クリニックの予防って、普通の歯医者さんがしてるのとは違うよね。』
といわれることが多いのです。
確かに、きら歯科クリニックで行っている予防は、ただ歯磨きをチェックしたり、磨き残しをきれいにするというだけではないのです。
多くの歯医者さんでの予防へのアプローチが、バイキンに対してだけ行っているということ。
その根底には、『体は治る』ということがあります。
治るのだから、それ以上のバイキンをなくせば、自然とよくなる・・・ということですよね。
でも、この時に大きな前提条件があるのです。
それが、『体は自然に治る』ということ。
生活習慣の中で、適度なストレスがあり、自分の健康管理がほぼ完璧な人であればこういうこともいえるのです。
いわば理想ですね。
でも、ほとんどの方(私も含め)の場合は、たまには食べ過ぎることもあるでしょう。
運動もちょっと少ないかもしれません。
寝不足でないですか?
仕事のストレス。適度でないこともありますよね。
風邪ひいたりしてませんか?暑かったり寒かったり温度差が大きいですからね。
こういう状態に常に変化するのが、体です。
それでも、大きな病気にならないのは、体の治す力(免疫力)が働いているからですね。
でも、ちょっとでも油断すると、どんどん落ちてしまうのもこの免疫力なのです。
だから、口の中の歯ぐきが腫れたりするのを防ぐということだけなのに、生活の中の、食事だったり、座り方だったり、色々と気づいたことを改善する方向で持っていこうとするのです。
ばい菌を減らすというのは当たり前。
それ以外に、自分の体をちょっと気にする・いたわるようになると、歯周病(歯槽膿漏)というのは、意外と進行しないですむ病気なのです。
でも、自分では、今、いい状態なのか、それとも進んでしまっているのかがわからない。
自分のことが一番わからないのが人ですよね。
そこで客観的に、自分の状態を見てもらう必要があるのです。
それが、3ヶ月以内に定期的に行う、きら歯科クリニックでの予防歯科なのです。
2008年08月22日
血が出ることがなくなってうそみたい
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
歯周病・歯槽膿漏になっている方は、気が付くと血が出ていることがあります。
これは、歯ぐきのところで、バイキンと体が戦っているためです。
バイキンが勝ち進むと、血が出るだけでなく骨まで腐っていってしまい、歯がグラグラ揺れてしまい、抜け落ちてしまうというところまで進むこともあります。
逆に、体のほうが強ければ、その場で安定するのですが・・・
歯周病(歯槽膿漏)を抑えるというのは、歯磨きだけではなかなか難しい。
というのも、歯磨きで歯を磨くということは、歯や歯ぐきについているばい菌を取り除くということだから。
どんなに丁寧に磨いても、バイキンが全て取り除けるということは決してありません。(この話はここを参照)
だからといって、歯磨きをしなければあっという間に悪くなってしまいます。
そこで重要なのは、『病気になる前にバイキンの数を押さえ込む』ということ。
”血が出ることがなくなってうそみたい”というのは、実際にきら歯科クリニックに来ている患者さんから聞いた話し。
今まで、どんなに歯磨きを丁寧にしてもなかなか血が止まるということがなかったものが、定期的に通うことで、落ち着いたということなのです。
こういう声をいただくと、こっちもスタッフ達と「やったね!!」と踊りだしたくなるのです・・・
まずは症状を止める。
病気が進まない状態にして、それから治療をする。
そして、治療後の状態を保持するために、二人三脚で患者さんのお手伝いをしていく・・・
こうなると、一生に近い長い付き合いになるのです。
じっさい、私がこの値で開業(2000年6月)してから、ずっと来てくださっている患者さんもいるわけで・・・
お互い年を重ねるわけです^^
でも、その方が、ずっと変わらないで笑って暮らせるというのが本当にうれしいですよね。
その笑顔が見たいから、この仕事を続けているようなものです。
歯周病の治し方・防ぎ方(体のゆがみ3)
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
奥歯に歯周病がある方は、奥歯の噛み合わせが強い可能性があるという話の続きになります。
奥歯が強く当たるということは、上を向いている時に噛むのと同じこと。
首と頭との関係が、ポイントになります。
上に向いたときの首の曲がり具合が、普段もしている状態なら・・・
奥歯があたって、歯周病(歯槽膿漏)になってしまいますよね。
実は、後ろ重心で上半身を前に傾けるようにすると、なる状態なのです。
この後ろ重心というのが、体の中を色々と悪さをしているのです。
例えば、肩こり。
膝の痛み、腰の痛み、張りやコリ。内臓を圧迫するために呼吸にも影響を与えますし、もちろん腸にも。
たまたま口の中に出てきた症状として、歯周病(歯槽膿漏)という状態になるのです。
ですから、歯周病を治療しようとするときには、この姿勢・生活習慣の問題にまで踏み込んでいかないと、なかなか治らないとか、少しずつ進んでしまう、というようなことになってしまうのです。
ですから、きら歯科クリニックでは、立ち方・座り方なども少し意識していただくようなこともお話していくのです。
そうすると、本当の原因にアプローチすることができます。
2008年08月21日
歯周病の治し方・防ぎ方(体のゆがみ2)
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
奥歯が歯周病(歯槽膿漏)になってしまう方の多くは、奥歯でかみすぎという傾向があります。
これは意識していなくても奥歯が強く当たってしまうということ。
正確に表現すると、奥歯を使いすぎてしまうということでもあります。
もともと奥歯は、石臼のようにすり潰す役割をします。
知ってますか?
石臼。
そば粉などをするときに使ったりしますよね。
そば粉がすれるということは、適度な隙間が、石臼同士にはあるということです。
じゃないと、石がすれてきてしまう・・・
すり潰すという働きをする場合には、適度な隙間が必要なのです。
奥歯も同じ。
食べ物をすり潰そうとするときには、奥歯は当たらないように口を動かします。
でも、奥歯に歯周病がある方の多くは、奥歯の噛み合わせが強いのです。
なんで強くなってしまったのか・・・
それは、体の姿勢が原因なのです。
奥歯は当たらないはずなのに、あったってしまうということは、そういう姿勢をとっているということ。
???
わからないですよね。
ためしに、上を向いてかんでみてください。
どうです?
奥歯があたりますよね。
逆に、下を向いてかんでみるとどうですか?
奥歯より前歯のほうが当たりますよね。
これは当たり前のことで、何が起こっているかというと、下あごの重さで後ろに行ったり前に来たりしているということ。
重力によって歯の当たる位置は変化するのです。
さらには、筋肉のツッパリなども加わって起こる現象です。
ということは・・・
後ろの歯が当たるということは、常にそういう姿勢になっているということでもあるのです。
どういう姿勢かというと・・・
これは次回に。
2008年08月20日
歯周病の治し方・防ぎ方(グラグラだから抜いて!)
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
先日いらしたRさん。
「この歯がグラグラしてもうだめだから、抜いて入れ歯にしてくれや。そうしないと隣の歯も悪くなっからよ。」
確かには肉が腫れて膿が出ていて、グラグラゆれています。
上の歯はこの歯を含めて4本。
抜いてしまうと3本になってしまいます。
そうじゃなくても入れ歯があわなそうに、口をもぐもぐさせているのです。
歯周病(歯槽膿漏)になってしまったこの一本がなくなると、もっと不自由になるのは目に見えています。
よくよくRさんの話を聞いてみると、今の歯周病の歯をこのままにしておくと、隣の歯がだめになってしまうと思い込んでいる様子。
確かにこのまま放置してしまうと、歯周病が進んでしまうため、隣の歯の周りの骨も腐ってしまい悪くなってしまいます。
でも、それは、このまま放置 したときのこと。
しっかりこの歯を残すようにしていくと、案外まだまだ使えるような歯になるかもしれません。
レントゲンや歯周病(歯槽膿漏)の原因を説明すると、この歯の状況が理解できた様子。
とりあえず、この歯を残してみるという方向で、治療を始めてみました。
歯周病の原因は、バイキンの力が強くなって、自分の体を治そうとする力(免疫力)が弱くなってしまっていること。
逆にしてみて、歯の周りの骨がまだ残っている部分が多ければ、しっかりかめる様にまでなります。
そのためには、まずは腫れているところのバイキンを取り除く。
といっても、傷を作ってしまってはかえって治りが悪くなるので、まずは丁寧に歯の周りのバイキンを取り除きます。
そして、体の力を上げるために、唾液をたくさん出すようにします。
さらに、リンパマッサージなどをして、その部分のリンパや血液が流れやすい状態にしていきます。
後はバイキンに対して、歯磨きやハーブ療法、抗生剤などを使って弱らせます。
このような状態を続けていって、歯肉の周りの腫れがなくなったときに、しっかりかめる状態ならば・・・
この歯は、まだまだ現役で使えるということです。
もしこの時に痛くはないけど、揺れだけ残ってしまったとしても・・・
入れ歯に特殊な装置をつけることで、まだまだ歯を抜かなくても問題ないことが多いのです。
「そうですか。てっきりもうだめかとあきらめていたのですが・・・。ちょっとやってみます。」
最初は不安そうな面持ちだったRさんでしたが、帰るときには目標がもてたようですっかり晴れやかな顔になっていました。
これからが勝負ですね。
お手伝いしますからがんばりましょうね。
2008年08月19日
歯周病の治し方・防ぎ方(体のゆがみ)
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
話しは昨日の続きなのですが・・・
青龍先生のセミナーでの話です。
体のバランスをとっただけで、歯周病(歯槽膿漏)の症状の1つである歯茎の赤みが取れてしまった先生の話でした。
考えてみれば、体の持つ自然治癒力(免疫力・抵抗力)というのは、その場その場で簡単に変化します。
骨格のゆがみも、まるで粘土の様に簡単に変わるのですから。
当たり前といえば当たり前の話。
今まで、”そういうものだ”と認識していなかっただけのことです。
青龍先生のセミナーの中で、私もしてもらいました。
同じように、ツボの上にシールを貼っていくと・・・
かみ合わせがどんどん変わっていきます。
最初後ろの方の歯が当たっていたのですが、だんだんと前の方の歯も当たってきたのです。
それに体のコリなどもどんどんよくなって・・・
最終的には、今までにないくらい体が軽く、呼吸もしやすい。
もちろんかんだ感じもしっかりとしています。
逆に言うと、普通だと思っていた状態が、自覚がないだけで実際にはいい状況ではなかったということです。
普通に歯を治療しているときに、もしねじれている状態でかみ合せなどを調整していたとしたら・・・
他の状態になったときには、ぜんぜんかめないという状況になってしまうということですよね。
さらには、口の中から体のゆがみを助長させる原因にもなりえるということです。
歯周病(歯槽膿漏)でも、体のゆがみ・免疫力の低下が原因で起こることがあります。
その部分を見逃して(見ないで)、口の中だけを治療してもなかなかうまく行かないということですよね。
歯周病といっても、もっと根本的な原因があるかもしれないし、治療期間を短くしたり、使う薬の量も少なくできたり・・・
体全体から見ていくと、いろいろな可能性が見えてきます。
今までにも実践してきていましたが、自分自身が体感してあらためて体と口との関係、体のゆがみとの関係が実感できた気がします。
2008年08月18日
歯周病の治し方・防ぎ方(口の中だけでなく)
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
歯周病(歯槽膿漏)になるのは、口の中のバイキンと体の抵抗力とのバランスが崩れるためということですね。
体の抵抗力といっても、いろいろな方法で改善することができるのです。
その中に、東洋医学的に鍼灸とか整体とかの考え方、手当ての仕方を応用することも効果的な方法です。
実は、一昨日・昨日と、大阪に勉強をしにいっていました。
札本青龍先生が行っている、大阪歯整会へ・・・
初めて教えを聞かせていただいてから、もうかれこれ5年目になります。
私自身は、青龍整体塾地域インストラクターという肩書きまでいただいていますが、まだまだ奥が深い。
その中で、あらためてからだってすごいな〜という体験をしました。
体に微弱な刺激を与えることで、筋肉からリンパの流れ、免疫力、骨格構造まで影響を与えて、患者さんのお手伝いをするという方法のなかで、お互いに体験しあうのですが・・・
ある先生を被験者にしたときです。
その先生は、下の前歯の歯肉が赤く腫れていたのです。
聞くと、ここ2週間くらい状態がよくないとのこと。
せっかくだから、体を整えるということだけで、この歯肉がどういう変化を起こすか・・・を見ることにしました。
東洋医学でよく使う、何箇所かのツボの所を西島明先生が考案されたシールをはって刺激をしていくと・・・
確かに、かみ合わせや、肩こり、などは劇的に改善します。
まさか歯肉まではね・・・と思っていたのですが。
びっくりしました。
さっきまで赤く腫れていたのに、たった5分程度の間に、きれいなピンク色に変化していたからです。
口の中の唾液の量も変化しています。
歯並びも・・・
尖っていて、がたがたする感じの歯並びが、すっきりした感触に変化していたのです。
体験した本人もとてもびっくりしていました。
体のバランスをとる。
傾いていたり、ねじれていたり、かばってしまって圧迫されているところが、普段の生活の中で症状を作っている。
それがちょっとでも改善できると、もっといい方向に体の自然治癒力が働くということです。
実は、私自身も体験したこともあるのですが・・・
それは次回に。
2008年08月17日
歯周病の治し方・防ぎ方(歯ぐきが腫れた4・本当の目的は?)
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
先日、歯周病(歯槽膿漏)で、ものすごく腫れて痛くて来院されたQさん。
きら歯科クリニックで行っている免疫力も加味した治療で、その場ですっかり症状が改善できました。
その後、しっかり歯周病を治したいと来院されました。
そこでも、歯肉マッサージなどを含めた予防方法を取り入れて、家でもやってみるとおっしゃられて帰っていきました。
あれから何回か来院されて、歯の周りのバイキンを取り除いたり、姿勢から来るかみ合わせの調整を行ったりしたQさん。
今日は、そのQさんがまた来院されました。
Qさんの症状を見ると、すっかり歯周病は落ち着いています。
ここまでくれば、後は、これを維持することが目的になります。
実は、多くの方が勘違いされているのが、このあたり。
歯磨きをすれば、歯周病にはならない、歯周病を防げると思っているのです。
現に、私も大学でてもそう勘違いしていましたから・・・
何が必要なのかというと、歯磨きのほかに、定期的に汚れを取り除くということ。
その期間は3ヶ月以内。
自分では、絶対に完璧にできないのが歯磨き。
ということは、定期的に、プロの目線でチェックしてもらい、汚れを落としてもらうことが必要なのです。
これは日本以外では、当たり前のこと。
入れ歯のない国、フィンランドでは30年前にこのことを義務化してたった15年で入れ歯を入れなくてもいい口の中に、国民全員をしていったのです。
Qさんの場合も、これからが勝負。
今の問題がない状態を維持するには、普段の歯磨きなども重要ですが、定期的に通うということが、ポイントになるのです。
そこで、Qさんには、きら歯科クリニックで行っている予防を体験していただきました。
口の中の問題がないかをチェックして、汚れを落としていきます。
免疫力(自然治癒力)が上がるように、歯肉のマッサージや歯のシャンプーなどもして・・・
「すっかり寝てしまいました。口の中もさっぱりして気持ちいいですね。歯の削る音もしないから、歯医者さんじゃない感じでリラックスしてできました。これはまた来たいですね。」
Qさんは、すっかり口の中の予防に目覚めてしまったようです。
もともと、歯の治療というのは、緊急・救急の場合だけ。
日本では、それだけが歯医者さんの役割だという勘違いしたイメージがあります。
でも、本当の歯医者さんは、症状がないように体をより健康にする場所。
究極は、ステキな笑顔になれるようにする場所なのです。
10年たって、「10年前とぜんぜん変わってないじゃない!!」といわれたら、最高ですよね。
そのためにある場所が、予防を中心とした歯医者さんなのです。
2008年08月16日
歯周病の治し方・防ぎ方(歯ぐきが腫れた3)
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
歯周病(歯槽膿漏)が原因で、ものすごく腫れて、いよいよ来院されたQさん。
先日の治療で、その場で痛みが軽減されました。
そこで今日の治療は、
「自分ではわからない、症状・原因を取り除く」
ことに注目していきます。
歯周病(歯槽膿漏)は、急激な症状が治まると、「なんとなく編だけどほとんど症状がない・・・」という慢性的な状態になることが多くあります。
このときには、自分では、なんとなくしか分かりませんから、多くの方がこの状態だとも言えるのです。
症状が強く出れば、それから逃れるために歯医者さんにも行くのでしょうが・・・
ほとんどの場合、この状態で治療に行こうとは思わないはずです。
でも、これが大きな落とし穴。
この状態のときも、意外と骨が腐っていったりすることが多いのです。
決して止まっているのではなく、確実に進んでいる(悪くなっている)
そういう状態なのです。
ですから、こういう状態を早く脱して、何も無い状態にしなければいけません。
そのためには、歯石があれば歯石を取ります。
絶対に汚れがついているので、(理由はここ)これをきれいにする必要もあります。
リンパを流したり、噛み合せを姿勢から調整したりして、生活習慣の中でも歯周病のバイキンに負けない状態を作っていきます。
このまま2週間も続ければ、たいていは症状が改善されています。
なぜなら、歯肉の細胞がまったく新しい細胞に入れ替わるのは2週間だから。
体の中でも、めちゃめちゃ早い回復力があるのが歯肉なのです。
「教わったような歯磨きの仕方と、歯肉マッサージ。ちょっと続けてみます。気持ちいいから多分続けられますね。」
先日とは明らかにQさんの顔つきが違います。
こちらもすごく励みになる瞬間です。
ここまで来ると、だいぶ予測がつきますね。
2008年08月15日
歯周病の治し方・防ぎ方(歯ぐきが腫れた2)
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
歯周病(歯槽膿漏)の症状には色々あります。
そのほとんどの場合、自分では自覚できません。
症状が出てきたときには、かなり進んでいることが多いのです。
先日いらしたQさん。
1週間くらい前からなんだか歯ぐきが腫れてきて、ここ3日くらい、急に晴れが大きくなって、痛みまで出てきたということで来院されました。
見てみると、右上の歯肉が大きく腫れています。
パンパンに腫れていて触るとブヨブヨしています。
歯も揺れていて、噛むと少し痛いということです。
こういうときには、体はどういう状態なのでしょうか。
歯周病(歯槽膿漏)は口の中のバイキンと体の免疫力(自然治癒力・抵抗力)のバランスが崩れたときに起こります。
変なバイキンが入ってきた・・・とか、
風邪とかストレスとかで、体が弱っている・・・・とか。
いつもは問題ない口の中に、バランスの変化が出てきたときに大きな症状が出るのです。
ところが、ここで問題なのです。
大きな症状が出るときには、だいぶ前からバランスは崩れているということ。
自覚症状が出るときには、歯周病はかなり進んでしまっているということです。
このことを踏まえて、治療・予防の計画を考えると、
最初にしなければいけないことは、痛み・症状を取ること。
それが安定したら、自分ではわからない(自覚できない)症状・原因を取り除くこと。
最後に、その状態をキープするようにしていくこと。
大きく分けて3段階の治療・予防の計画が立てられます。
まずは、今ある症状を取らなければいけません。
いろいろな方法がありますが・・・
バイキンに対して、ハーブ療法・レーザー療法・抗生剤を飲むという方法があります。
体(免疫力)に対しては、レーザー療法、金銀療法、リンパマッサージ、温熱療法・・・などいろいろな方法が取れます。
Qさんの場合には、ハーブ療法や金銀療法、温熱療法などで、症状が取れてしまいました。
「いや〜、本とはもっと歯やくくればいいのでしょうけど、今日来てよかったです。」
症状が楽になったので、気持ちもずいぶん楽になったようで、笑顔が見えます。
こういうときが、歯医者をしていてよかったなと思う瞬間ですね。
でも、まだまだ治療は続きます。
今日の治療はここまで。
次回からは、消毒しつつ、次の段階、「自分ではわからない症状・原因を取り除く」ことに進みます。
2008年08月14日
歯周病の治し方・防ぎ方(歯ぐきが腫れた)
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
歯周病(歯槽膿漏)の症状には色々あります。
そのほとんどの場合、自分では自覚できません。
症状が出てきたときには、かなり進んでいることが多いのです。
先日いらしたPさん。
1週間くらい前からなんだか歯ぐきが腫れてきたそうです。
見てみると、左下の歯肉が赤くなって腫れています。
指で軽く押すと白いドロッとした膿が出てきました。
かんでも痛くはないのですが、歯はちょっと揺れる感じです。
これはどういう状態なのかというと、歯周病の中等度。
歯ぐきだけの問題ではなく、骨まで進んでいる可能性があります。
歯の周りのバイキンが、歯ぐきと歯の周りの骨を腐らせているのです。
そのために膿が出て歯ぐきが腫れて、歯も少し揺れてしまっている・・・
口の中のバイキンが、体の免疫力(自然治癒力・抵抗力)で抑えられれば、こういうことにはならなかったのですが・・・
バイキンを歯磨きだけで落とすことはできませんから、どうしても歯医者さんで汚れを落としてもらうことが必要なのです。
バイキンをきれいにしたところで、体の免疫力(自然治癒力)を上げるようにします。
Pさんの場合には、最近仕事が忙しく疲れがたまっている・・・とのことでした。
生活習慣で変わってしまうのが免疫力(自然治癒力)なので、どうしてもその方の生活の中まで入り込んで、状況をちょっと良くするようにアドバイスする必要があります。
Pさんの場合には、疲れをとることも必要ですが、短期間でぐっすり眠れるように体を休める方法をお話させていただきました。
金銀療法などもあわせて行うと、その場で腫れが小さくなっていきます。
歯周病は、お手伝いすることはできても、なくなってしまった骨を元に戻すことはできません。
「色々やり方があるんですね。でも、何も症状が出ていない”普段の生活”が重要なんですね。気をつけてみます」
別れ際、Pさんにこう言っていただけたので良かったと思いました。
と同時に、もっと多くの人にも、知ってもらわなければいけない・・・と思いました。
2008年08月13日
歯周病の治し方・防ぎ方(急激な症状の場合)
姿勢を意識して虫歯・歯周病を防ぐ、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
歯周病(歯槽膿漏)には、いろいろな症状があります。
普段全く症状がない場合や、急激に腫れたり痛みが出たりする場合など。
歯周病(歯槽膿漏)の症状が急激に出てしまった場合についての治療・予防方法を書いてみましょう。
急激に症状が出てしまうときには、歯肉は腫れて熱を持ち、かみ合わせるだけでも痛く、場合によっては顔まで腫れてしまうことも・・・
今ではほとんどないといわれていますが、この急激な症状が舌のほうに起こってしまうと、抗生剤を飲んでもなかなか治らなく、栄養状態が悪かった昔は死にいたる事もあったそうです。
では、なんでこんな症状が出てしまうのでしょうか。
実は、先日Aさんがいらっしゃいました。
Aさんも急激な歯周病(歯槽膿漏)の状態で、歯肉が腫れて押しても痛いしかんでも痛い、何もしなくても熱っぽくジワーとした痛みが続いたそうです。
この歯周病(歯槽膿漏)の急激な症状は、1.バイキンの力が上がった 2.体の抵抗力(免疫力)が下がったときに起こります。
特に症状が激しいときは、このバイキンの力と免疫力との差が、急激に大きくなってしまったときに起こるのです。
ですから、急激な症状があるときの歯周病(歯槽膿漏)の治療方法は、バイキンと免疫力アプローチする必要があります。
よく行われるのが、薬を飲むとか、うがい薬を使うといった方法。
確かに薬を使うのはすばらしいのですが、近頃は、薬がなかなか聞かない場合があるのです。
それは、体の抵抗力(免疫力)が落ちているとき。
風邪をひいたりストレスがあったりしたときも下がるのですが、普段の生活の中で、『体温が低い』とか『糖尿病』だったりとかいう場合に、なかなか治らないことがあるのです。
きら歯科クリニックでは、こういう場合、直接・間接的に免疫力(自然治癒力)を上げるようにする方法を補助として使います。
例えば、歯肉のマッサージをしてリンパの流れをよくしたり、その部分にレーザーを照射して局所的に温度を上げたり、体全体の姿勢からアプローチしたりします。
そうすると、その場で痛みが小さくなったり、なくなったりすることがあるのです。
そして、症状がある程度落ち着いたら、急激な症状が出てしまった原因を生活習慣・環境の中から見つけ出して、根本的な原因を取り除くようにアプローチしていきます。
先ほどのAさんは、夏の暑さから来る体力の減少と、冷たいものを取りすぎてしまったために胃腸の弱りから来るものでした。
食事のアドバイス等々を行うことで、歯周病(歯槽膿漏)の治療・予防方法に、厚みがましました。
体の免疫力(自然治癒力)をますことで、必要以上に薬を使わなくてもすむようになるのです。
2008年08月12日
歯周病の治し方・防ぎ方(歯ブラシ)
姿勢を意識して虫歯・歯周病を防ぐ、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
歯周病(歯槽膿漏)の予防・治療では、バイキンを取ることも大切です。
いろいろなやり方があります。
歯磨き・フロス(糸ヨウジ)・歯間ブラシなどなど・・・
色々な道具を使って歯の周り・歯ぐきについたバイキンを取り除くのです。
きら歯科クリニックでは、私の師匠の川邉先生が作られた丸ケンブラシをお勧めしています。
最初見たときは、なんだこれ??と思ったのです。
見た目があまりにも不思議な歯ブラシ。
『見た目が奇抜なだけで、そんなに効果ないんだろうな』と思って使ってみたのですが・・・
これが驚くくらいきれいに汚れが落ちる。
歯の表面がつるつるになるのです。
しかも、歯ぐきまで磨いてもぜんぜん傷がつかない。
それだけでなく、すっごく気持ちいいのです。
色々な歯ブラシを試してきましたが、歯磨きが気持ちいいと感じたのは、これが初めてでした。
さらに使い方、こだわりを聞いてうなってしまいました。
独特に加工された毛先。
すごく細く、かつ弾力があるちょうどいい太さのものを4段階の長さで手作業で植えつけていくそうです。
そのため他のメーカーが月に22万本できる生産ラインで、たった1万本くらいしかできない。
なんでそんなにこだわるのかというと、この毛先の弾力を再現するには、この方法しかないそうで・・・
普通歯磨きは、こすりとるという使い方をするのでしょうが、これは、汚れを吸着させて取り除くというイメージです。
ちょうど、刷毛(ハケ)のような感覚。
そのため、歯の表面の汚れを取るときにも良い方さ、歯肉まで磨いても傷つかずに気持ちいい弾力ができたのです。
もちろん、歯周病(歯槽膿漏)を予防・治療するときには、自分の好きな歯ブラシでかまわないのですが、歯や歯肉をいためない、歯ぐきの血流やリンパの流れを促進して、壊れた部分を治しやすくする役割までできるのです。
色々ある歯ブラシの中で丸ケンブラシをお勧めするのは、こういった理由があるからです。
2008年08月11日
歯周病の治し方・防ぎ方(免疫力を上げる・砂糖)
姿勢を意識して虫歯・歯周病を防ぐ、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
歯周病(歯槽膿漏)の治し方・防ぎ方として、バイキンに対して自分の体の抵抗力を上げるという方法があります。
抵抗力(免疫力)を上げるには、いろいろな方法がありますが、その中でも食事は重要です。
例えば、砂糖。
砂糖自体が口の中でバイキンの栄養になって虫歯を作るのは知っていると思うのですが・・・
取りすぎることで、体自体にも負担になってしまうことがあります。
砂糖は唾液の中の酵素と、お腹の中のすい臓から出されるインスリンで代謝されます。
今は小学生でも、3人に1人が『糖尿病・その予備軍』といわれています。
なんでこんなに増えてしまったのか・・・
そもそもデンプンとしてご飯を食べれば、お茶碗3杯程度で一日分の糖分はまかなえます。
その上に、ジュースやお菓子を食べてしまうと・・・
その分だけの糖類を分解しなければいけません。
過剰な働きを内臓がしないといけないので、食べ物を消化するということだけでもエネルギーを使いすぎてしまい、日常生活にまわせる量が減ってしまうのです。
これがずっと続くと・・・
体全体の不調和となって色々な症状が出てきてしまうのです。
実は、歯周病もこのメカニズムで起こることがあります。
よくかんで、唾液と糖類をよく混ぜる・一気にお腹に流さないというようにすれば、インシュリンのコントロールもある程度自分で調整できるということになるのです。
口の中のバイキンに対する抵抗力(免疫力)を上げようとするなら、砂糖の取りすぎを意識する必要があるのです。
例えばフィンランドで行った、サタデースイーツ(土曜日だけ甘いものを少し取る・その他の日はキシリトールのガムを2粒程よく噛む)という方法なども参考にして、砂糖のとる量を意識的に下げる必要があります。
そうすることで、症状として出ていた歯周病(歯槽膿漏)も生活習慣を少し意識することで改善できるようになるのです。
2008年08月10日
歯周病の治し方・防ぎ方(免疫力を上げる・体温5(ピンポイントの温度2))
姿勢を意識して虫歯・歯周病を防ぐ、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
歯周病(歯槽膿漏)と体温との関係について書いています。
前回は、歯周病の歯が原因で、急激に症状が起こったときにどうすればいいのかということを書きました。
ポイントは、熱があって強い症状があるのかどうか。
熱があるから体の抵抗力(免疫力)が急激な症状を起こしているということでした。
では、一般的によく見られる、
熱もない。でも歯が揺れてる。膿も少し出ちゃう・・・
というときには、どうすればいいのでしょうか。
こういうときには、逆に暖めるといいことがあります。
その部分に少し熱を加えると、抵抗力(免疫力)が上がるので、体の治す力が上がります。
こういうときには、症状はゆっくりとしか進んでいませんし、治す方もゆっくりとしか働いていません。
そこで、働くほうに”温度”で、活発化させるのです。
きら歯科クリニックで言うと、歯科用レーザーをその場所に当てたり、高周波治療器を応用したりして使います。
レーザーをある条件のもと使うと、当てたその部分が0.7度くらい体温が高くなるという性質があります。
これをうまく使って、歯周病の部分にレーザーを定期的に何回かあてることで、体の免疫力が上がり、歯周病の症状が軽減するのです。
高周波治療器も、使い方によって体温を上げることができるので、免疫力が上がるようにすることができるのです。
このように、外から温度を上げることでも、体の抵抗力(免疫力)は変化させることができるのです。
2008年08月09日
歯周病の治し方・防ぎ方(免疫力を上げる・体温4(ピンポイントの温度))
姿勢を意識して虫歯・歯周病を防ぐ、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
歯周病(歯槽膿漏)のときの、その部分の体温を上げて(下げて)、歯周病の症状のコントロールをすることがあります。
体温が上がると体の中の抵抗力(免疫力)が上がる。
逆に下がると免疫力も下がります。
では、急に痛くなって腫れてきた歯周病、例えば顔まで腫れてきてしまった・・・というときには、どうすればいいのでしょうか。
こういうときに、熱でコントロールすることがあります。
ポイントは、その部分の症状が、急に・爆発的に起こっていて、熱があるかどうかの判断です。
もし急激なものだったら、その部分を冷やします。
氷枕をあててもいいし、簡易な熱を下げるシートも売ってますよね。
このときに体の中で何が起こっているのかというと、バイキンに対してものすごい勢いで抵抗している状態。
あまりに激しいため、その戦場が壊されてしまう、バイキンの死骸・バイキンをやっつけるからだの細胞の残骸・・・
そういうものが急激に増えます。
そしてその処理に対しても、対応が忙しくなるのです。
そのときには、その部分の体温が上がります。
こういうときに、さらに熱を加えると・・・
ものすごく症状が強くなることがあります。
なぜなら、今でも体の免疫力は最大限に活躍しているから。
その場面で、さらに温度を上げてしまうと、体の修復が間に合わなくて逆に症状が強くなってしまうのです。
では、こういうときにはどうすればいいのでしょうか。
答えは、その場を冷やす。
そうすると、適度な戦いになるので、強すぎる症状というのは抑えられます。
では逆に、熱もない。腫れてもない。
でも、歯は揺れてるし、膿も出ちゃう・・・
こういうときにはどうすればいいのでしょうか。
この続きは、次回で。
2008年08月08日
歯周病の治し方・防ぎ方(免疫力を上げる・体温3(風邪をひくと・・・))
姿勢を意識して虫歯・歯周病を防ぐ、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
歯周病(歯槽膿漏)のバイキンに対して、体の抵抗力(免疫力)を上げることで対応することも、忘れてはならない歯周病(歯槽膿漏)予防・治療だということでした。
そこで、今回はちょっと番外編。
体温の話になりましたので、なんで風邪のときに熱が出るのかということを説明しようと思います。
風邪のときには、熱が出ることがありますよね。
40℃近くになると危険ですから、熱を下げる必要がありますが・・・
もし、体が休めるという状態で、熱が出てだるくてもかまわないというなら、そのまま熱が出る状態でいたほうが、風が速く治ります。
これはなんでかというと、0.5度上がると抵抗力(免疫力)が2倍になるから。
微熱程度でも十分免疫力は上がるということですね。
でも、その分体には負担が来ます。
だから、熱が出るとだるい・・・
でも、これは熱が出ることで体の中が活性化するということから考えれば当たり前の症状です。
ですから、体を休めることができる・多少だるくてもかまわない、ということであれば、薬で熱を下げずにそのままゆっくり体を休める方が、しっかり治るというわけなのです。
逆に言うと、ちょっと熱が出たからといってすぐに薬で熱を下げてしまうと・・・
体の免疫力が上がらないので、症状がなかなかすっきりしないということが多々あります。
ちょっと位の熱なら、思い切って出してしまうというのも、体の免疫力から考えると効率のいい方法です。
これを口の中、歯周病で考えてみると・・・
急に起こった歯周病の症状は、腫れたり、膿が出たり、痛かったり、顔まで腫れたり・・・
結構な症状になります。
もちろん、バイキンが原因ですからバイキンに対しての消毒、殺菌は必要です。
体の免疫力から考えるなら、そもそもこういう急激な症状が出るということは、今まで抑えられてきたバイキンが、何らかの原因で抑えきれないということを示しています。
たいていの場合、風邪をひいていたり、体調を崩していたり・・・・
体の症状の出易いところに、色々な症状が出てきます。
ですから、こういうときにもし熱があったら、無理やり下げない方が体としては治し易いということなのです。
でも、もし、体温の方に変化がなかったら・・・
その歯周病の部分だけを暖めると、症状が急激に変化することがあります。
この、その場所だけに熱を加える(取り除く)治療方法は次回に。
