2008年09月20日

簡単にできる虫歯予防 その1

姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。

 

 

子供が矯正をするので相談に来ていたお母さんから、虫歯についての質問を受けました。

「この子は虫歯もないのですが、今日来てませんけど長女は虫歯がすごいんです・・・

ちゃんと別の歯医者にも通っていますし、この前も治療が終わったばかりで、また半年後に来てくださいといわれてるんです。

なんで長女と下の娘とは虫歯のでき方がこんなに違うのでしょうかね?」

 

 

確かに、今日見たお子さんの口の中には、虫歯がありません。

姉妹でもそんなに差がでてしまうのでしょうか・・・

 

もう少し詳しくお母さんに状況を聞いてみると、その原因がわかりました。

 

 

1つは、『虫歯は治療すれば治る』。

2つ目は、『歯を磨いてさえいれば虫歯にならない』。

3つ目は、『半年に一回、検診を受けているから問題ないと』。

と、勘違いしているのです。

 

どうでしょう。

上の3つ。

あなたも、この3つは正しいと思っていませんか?

何を隠そう、ほとんどの歯医者さんもこの3つは正しいと思っているはずです。

実は私もきら歯科クリニックを開業した2000年当時は、これは何の疑問もなく正しいし、患者さんにも説明していたのですから。

 

でも、今のきら歯科クリニックは、虫歯・歯周病にならないですむ、治療をしない歯医者さんを目指しています。

その立場からすると、上の3つは、まったくの勘違い。

これをそのまま続けていけば、必ず将来歯が無くなる・・・という予測が立てられるのです。

 

 

ちょっと長めになるので、1つずつ順番に説明をしていこうと思います。

 

一つ目。

『虫歯は治療をすれば治る』

確かに、イメージとしては治って欲しいのです。

もう二度と痛い嫌な思いはしたくない・・・

 

でも、虫歯を治療すると、逆に虫歯になりやすくなるのです。

文章は間違っていませんよ。

もう一度。

虫歯を治療すると・・・・虫歯になりやすくなる。

 

虫歯になったことがある方は経験がありませんか?

治療してもらったところが、何年かしたらはずれたり、虫歯になってしまったり・・・

治療をしてもらった部位よりも、治療をぜんぜんしていないところの方が、虫歯になりにくいですよね。

 

残念ながら、一度でも削った・治療したところは、必ずもう一度虫歯になるというのは、世界的にどの国で調べても必ず起こっていることなのです。

 

だから、

治療をすると余計に悪くなる。

というのが、結論です。

でも、歯医者さんってこういう風には習ってきていないのです。

教科書に載っている言葉は、『永久補綴物』なんてことも言います。

永久・・・

なんて絶対にありえないのですが、どういうわけか、詰めたりかぶせたものが永遠に持つような錯覚をしているのです。

もちろん、丁寧に精密に治療を行うというのは、医療人としては当たり前の話です。

 

歯医者さんの世界は、数ミクロン(千分の一ミリ)が勝負です。

精密さに磨きをかけて・・・というのが常識なのです。

なぜなら、そうしないと虫歯の治療したあと、すぐに虫歯になってしまうから。

 

でも、残念ながら、どんなに精密に作っても、永遠には使えません。

それは、材料の劣化が必ず起こるから。

金属にしても酸化しますし、接着剤も3年くらいたつと流れ始めてしまうのです。

 

 

治療に使うものは、人工物。

自分の細胞ではないのです。

だから、どうしても時間とともにだめになってしまう。

虫歯のばい菌は、ちょっとした隙間でも中に入ってしまうので、治療した跡(人工物との境)には、簡単に進入してしまい、虫歯になってしまう。

 

 

 

なんだか暗い話になってしまいましたね。

でも安心してください。

世界の中では、虫歯が国中からなくなったところもあるのです。

 

その方法をとっていけば、虫歯とは縁が切れます。

それは・・・

 

歯を削らないですむように、歯医者さんに通うということ。

日本の歯医者さんのイメージは、痛いとき、グラグラしたとき、血が出たとき・・・に行くところが歯医者さん。

非日常の世界です。

なにしろ、歯医者さんに行くときには、痛かったり血が出てたりするんですよ。

普通ではないです。

だから、歯医者さんも普通の世界ではない。

なるべくなら行きたくない。

 

 

でも、虫歯がなくなった世界では、歯医者さんに通うことから始まるのです。

でも、通い方が違います。

口の中の汚れを取りに行ったり、問題が起こる前に行くところなのです。

だから、歯医者さんのイメージも、気持ちいいところ・すっきりするところ・健康管理ができるところ・元気になるための悩みを聞いてくれるところ・・・

といったイメージなのです。

 

なんだかぜんぜん違いますよね。

 

虫歯にならないようにするのは簡単です。

もともと体の中で一番硬いのが歯。

それが溶けてしまうのが虫歯です。

異常なことですよね。

 

だから、虫歯にならないように行動すれば、比較的簡単に虫歯にならないですむのです。

その一番初めは、歯医者さんに通うこと。

 

治療ではありませんよ。

口の中をきれいにするために通ってください。

予防をしっかりマスターした歯医者さんなら、『半年後に来てくださいね』とは絶対に言わないはずですから・・・

その後に、歯磨きです。

では、続きはまた今度。



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