こんにちは、吉良信史です。
東京都西多摩郡瑞穂町にある歯科クリニック」の院長です。
虫歯、歯周病、かみ合わせの予防に特化した歯科医院です。
根本的な原因を的確に見つけ、お手伝いをしていきます。
2008年12月01日
私が歯医者をしているわけ 3
つづき。
スタッフや私が一番大切にしているのが、患者さん一人一人に対し、その人との時間を無駄にしないということ。
私が開業する前、治療がメインの歯科医院で働いたことがありました。
そこは、患者さんがひっきりなしに来るところ。
そこでの治療は、15分で全てを終わらせる。
名前を憶えることもしないで、1つの虫歯、物として流れ作業で行っていく・・・
そんなことが続いたのです。
1年が限界でした。
なんだかとてもつまらない。
会話も一切ない。
次から次へと作業をこなしていくだけ・・・
これが一生続くかと思うとぞっとしました。
人のために立ちたい。
そんな自分の想いとは正反対の”作業場”だったのです。
きら歯科クリニックもそこからスタートしました。
患者さん一人一人としっかり信頼関係を作る。
予防を中心にした今では、より一層、そのことが重要になってきます。
何しろ長い時間の関係になるのですから。
そのとき限りの関係ではなく、10年20年先も一緒に笑っていられるような関係が必要なのです。
今になって思えば、スタッフにも患者さんにも、私が一番望んでいるのは、楽しく笑顔で健康にいてほしいと言うこと。
そのための信頼関係であり、治療・予防の知識、技術なのです。
患者さんに提供できるものはその部分であり、それを実際に実行してくれるのがきら歯科クリニックのスタッフたちなのです。
患者さんが笑顔で元気でいられるように、スタッフも成長できる”場”を作り、一緒になって笑えると一番幸せなのです。
2008年11月30日
私が、歯医者をしているわけ 2
続きです。
虫歯にしない、歯周病を起こさせない方法に関しては、まったくの知識不足だったのです。
歯磨きだけ丁寧にして、バイキンを取り除けば病気にならないと思っていたのですから。
でもこれに気が付くのには時間とがかかり、自分の中での歯科医療に対してのイメージも大きく変える必要がありました。
丁寧に・正確にという、一種職人のような考え方から大きく変えなければいけなかったのです。
治療をしっかりしていればいいじゃないか。
そういう思いが何度も頭の中をよぎりました。
でも、それでは、患者さんが本当に望んでいること、病気になりたくなんかないということに答えることはできないのです。
色々な本を読み、一緒に働いているスタッフとも話し合いました。
色々な分野のセミナーや勉強会にも一緒に参加をして、答えを探していました。
私が悩んだのと同じように、スタッフも悩んでいたのです。
当時、歯磨きの仕方だけが原因だと考えていましたから、患者さんが磨けているかどうか、チェックするのはスタッフ達の仕事だったのです。
でも、それは非常に過酷なものです。
磨けていないところをチェックして、患者さんに毎回だめだしをする。
患者さんはそんなこと聞きたくもない、言われたくもない。
彼女達は、使命感でそうしているのですから、患者さんといい関係が作れるかと言えば、決してそうならないのです。
誰でもそうですよね。毎回ダメ出しをされてしまっては、だんだん不機嫌になるのは。
だからこそ、スタッフ達も悩んでいたのです。
このままでは、仕事も何も嫌いになってしまう。
そういう悩みも聞きました。
だからこそ、色々なセミナーや勉強会に一緒に参加したのです。
でも、なかなか本当のことはわかりませんでした。
何しろ、歯科医療の中の常識的なことは、当時のきら歯科と同じだったからです。
そんな中、今では私の師匠でもある、川邉研次先生の話を聞くことができました。
最初は、私だけが受けたセミナーでしたが、次の年からは、スタッフ全員が受講し続ける事になるのですが・・・
はじめは、かみ合わせのセミナーなのかなと思って参加したのですが、川邉先生は、その当時ですでに20年以上、予防を中心にした歯科医院を作り上げていました。
20年間も通い続ける患者さんがいる。
そのことを知ったとき、正直びっくりしました。
治療のために通うのではないのです。
治療をしなくてもすむように、毎月通う。
当時の私には、まったく想像ができなかったのですが、川邉先生の言葉を一語一句聞き逃さないように、夢中でノートをとりまくっていました。
それでも、それがすぐに患者さんに応用できたかと言うとそうではありませんでした。
自分ひとりでは、とても動かせない。
きら歯科クリニックの仕組みを全て壊して、まったく新しいものにしなければいけない。
もちろんスタッフも相当勉強して、イメージから全て変えて、患者さんにあたらなければ、この予防という世界には、入っていけない。
そういう思いから、逃げ出そうと思ったことも正直言うとありました。
何しろ治療だけしていても患者さんは来るのですから。
でも、それが本当に役に立っているのか、と自分自身に問いかけるとやりたいことは、その時点で治療が主役の歯科医療ではなかったのです。
ですから、すこしづつ。でも一歩一歩進めていくしかありませんでした。
そういう大きな変革の時期ですから、スタッフとも軋轢がいろいろおきてしまいます。
いくら優秀なスタッフがそろっていたとしても、まったく新しいことをするというのは、とても大変なこと。
診療が終わって、その後に話し合うこともしばしば。
時間も夜の10時11時になってしまうことも続きました。
泣きつかれて、もう辞めたいといわれたことも何度もありました。
それでも、本当にやりたいことは何なのか。
スタッフも一緒にそれを実現したいのか。
私の中には、スタッフが生き生きと仕事・生活して欲しいという思いもありましたから、無理強いはしませんでした。
スタッフ達が成長するには、何が必要なのか。
どういうことに悩み、苦しんで、何を達成して喜んでいるのか。
それを一緒に共感して、分かち合うことしかできませんでした。
私は、子供の頃から無口で口下手。自分を表現するのが苦手で人見知りも激しかったのです。
でも、そんな私がスタッフ達にできることと言えば、全てを受け止めることだけだったのです。
どうすれば、気持ちよく仕事ができるような状態になるのか。
どうすれば、もっと楽しく自信を持って仕事ができるようになるのか。
自分と同じように成長することをスタッフにも求めました。
なぜなら、歯医者さんで予防を行うときには、 スタッフが一番の主役だからです。
治療なら、自分だけの力でも何とかなってしまいます。
でも予防歯科では、スタッフ一人一人が患者さんと信頼関係を築いて、患者さん一人一人の10年後20年後を見据えて対応しないといけないのです。
もともと優秀な彼女達でさえ、歯科医療の今までのイメージからまったく新しい予防歯科のイメージに変えるのは、大変だったのです。
2008年11月29日
私が、歯医者を続けている訳
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
きら歯科クリニックでは、虫歯や歯周病の治療に対しても力を入れていますが、本当に一番やりたいことは、虫歯や歯周病にならないようにお手伝いをすることなのです。
なぜか。
開業当初(2000年)、私は、他の普通の歯医者さんと同じように、患者さん方のお役に立つよう、治療に力を入れて地域に貢献しようと思っていました。
ですから、治療は丁寧に、確実に・・・
これでみんなが喜んで、幸せになれる。そう思っていました。
でも、何かが違うのです。
最初はその違和感は、なんなのかさっぱりわかりませんでした。
治療はうまく行っている。患者さんも非常に満足している。
でも、なぜか変なのです。
それに気が付いたのは、開業してまもなく、患者さんと会話を交わしているときでした。
「先生が治療をしっかりしてくれるのは、よくわかる。だから感謝してる。でも、正直言うと、歯医者さんに通うのはホントはイヤなんだよね。」
私が感じていたもの。
それは、患者さんが皆さん心に秘めながら、でも、口にしないことでした。
歯医者さんは行きたいくない。きらい・・・
当たり前なのですが、患者さんは、しょうがなく歯医者さんに行くのです。
そういう私も、自分が患者として歯医者さんに行くのは大嫌いなのですから。
本当は、治療したくない。
いじられたくない・・・
でもしょうがないから、これ以上我慢できないから、歯医者さんに行くのです。
そのことを知ってからは、患者さんが本当に望んでいることは何なのか、考えることになりました。
患者さんの表面上の問題、治療しないといけないから、仕方なくいく・・・ということよりも、本質的な問題を改善していきたいと思ったのです。
何か人の役に立ちたい・・・
そう思って医歯薬系の大学に進学することを考えていた、高校生の頃の自分を思い出していました。
痛みを止めるのは、当たり前のこと。
それ以上に何か役に立つことがあるはず。
そう思ったのです。
それからは、治療をしないですむ方法はないものかと色々探しました。
大学の6年間で習うものの中の大半は、治療に関しての知識や技術でした。
実際、虫歯や歯周病にならないようにするというのは、大学時代を考えてもほとんど重要視されていませんでした。
歯磨きをすればいい・・・
その程度の認識しかなかったのは確かなのです。
では、きら歯科クリニックに来ていた患者さんたちが歯磨きをしていなかったのかと言うと、そうではありません。
明らかに歯磨きの仕方のために虫歯になっているとい方もいますが、ほとんどの方は、よく磨けています。
でも、悪くなってしまう。
大学時代に習ったものでは、対応しようがなかったのです。
つづく
2008年11月26日
しみないホワイトニング
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
私は今、歯医者さんへ向けて、しみないホワイトニングのセミナーの講師をしています。
ホワイトニングって??と言う方のために簡単に。
もともと日本人の歯は少し黄ばみがかっています。
その上に食べ物の色や汚れなどがつくと歯がくすんで見えてしまいます。
それをきれいにするためには、いくつか方法があります。
1.汚れだけを取る。
2.汚れをとったうえで、歯の色も白く変えてしまう。
1.をクリーニングと言うような表現をします。
2.はホワイトニングといいます。
歯の表面に薬剤を塗って光を当てて歯を白くするのです。
ただこの時に問題が・・・
どうしても、歯がしみることが多いのです。
せっかく白くきれいになるのに、嫌ですよね・・・
実際私も、以前はしみてしまう”普通の”ホワイトニング方法を行っていました。
でも、やっぱり苦痛なのです。
しみてしまうのを知りながらホワイトニングを薦めるのが。
しみない方法はないものか・・・
そんな中、今から4年ほど前に、私の師匠である川邉研次先生が考案されたホワイトニングを試してみたのです。
そのときは、正直あまり期待していなかったのですが・・・
びっくりしました。
まったくしみない。
しかもピカピカ輝いている。
普通は、しみてしまうため痛み止めの薬を飲んで行ったり、歯がチョークのような白さになって表面が荒れてしまったりするのですが、この方法は、まったくそういうようなことがないのです。
これは、歯を白くしたいけどしみるからと言って躊躇していた患者さんや歯医者さんの手助けになるのではないか・・・
そういう想いから、しみないホワイトング、ケンズホワイトニングを歯医者さん向けに毎月セミナーの中で教えているのです。
2008年11月13日
ホワイトニングセミナー
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
私は、歯の黄ばみを取り除く、ホワイトニングという方法を歯医者の先生方に教えるセミナーをしています。
なぜ、セミナーの講師になろうと思ったのか・・・
もちろん現在あるホワイトニング方法よりも、いいものを知っているので広めたいと言う側面もあるのですが・・・
一番は、患者さんがこのホワイトニングをしてもしみないですむということです。
開業当初の2000年ごろから、色々なホワイトニングを試して来ました。
その当時、いいと思ったものを患者さんに提供していたのです。
その中には、今でも普通に行われているものもあります。
では、その当時行っていた方法をまたやりたいかと言うと、絶対にやりたくないのです。
なぜなら・・・
歯がしみてしまうのです。
アメリカなどでは、ホワイトニングはしみるのが当たり前。
鎮痛剤を飲みながら歯を白くすると言うのが普通なのです。
それがホワイトニングというものだ・・・と当時から言われていましたし、今でもそういう風に思われています。
でも、私は嫌だったのです。
患者さんが、歯がしみるのを泣きながらこらえているのが。
ホワイトニングをして、その日の晩から歯のしみるのが痛くて痛くて・・・先生どうにかなりませんか・・・
そういう風に電話越しにお話を伺ったときには、自分を恥じました。
そして、その時から、私の医院ではホワイトニングの要望があっても断り続けました。
そんな私でしたから、今のホワイトニングの方法をはじめて知ったときには、素直に信じられませんでした。
「今だけなんじゃないか?」
「そんなばかな?」
「たまたましみないだけさ・・・」
でも、今は違います。
自信を持って、ホワイトニングを薦めることができるからです。
ほとんどの方がまったくしみない。
しかも、今までのようにチョークのような白さになって歯が弱くなるのではなく、歯の輝きが増して、表面が硬く強くなりながら白くなるのです。
実際に歯科医院で患者さんに行っても、セミナーの中で受講生の方々が直接その場で体験されても、同じようにまったく痛みがなく、透明感のある白さになるのです。
しかも今までのような薬剤でのやけどの危険性がほぼなくなり、より安全にできる。
ホワイトニングを行う先生の方にも余分な神経をすり減らすことなく、ホワイトニングが行えるのです。
こんなすばらしい方法を、私だけにとどめておくのは非常にもったいない。
痛みに苦しみながらホワイトニングをしている人はたくさんいるのですから。
もう二度と、きれいになる引き換えに痛みをこらえてくださいなんて言えない。
多くの先生に広まって、その患者さんたちが喜んでくれるなら、こんな幸せなことはない・・・。
その想いからホワイトニングセミナーの講師を行うことにしました。
2008年だけでも東京・大阪・八戸・福岡。
色々なところで、先生方をサポートしてきました。
受講された先生方が、
「こんなにしみないなんて驚いた」
「明るく輝く歯の表面ってきれいですね」
「これなら患者さんにも自信を持って勧められる」
と言うような感想をたくさんいただいています。
年末から来年にかけても、すでに多くの先生方の予約でいっぱいになっています。
患者さんの白い歯と輝く笑顔が見たいから。
2008年10月06日
このごろ歯ぐきが腫れなくなった
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
先日いらした患者さん。
2ヶ月に1度、定期的に予防歯科に来院されています。
「きら歯科に来るようになってから、歯ぐきがぜんぜん腫れないんだよ。以前はなかなか落ち着かなかったのに。」
笑顔で話していただけました。
この言葉をいただくだけで・・・
スタッフも私も、またがんばろう!!っていう気持ちが起こるのです。
なんで、腫れなくなるのか。
この患者さんの努力もすばらしいものがあります。
さらに、2ヶ月ごとに通うことで、自分が今どんな状態にあるのかをチェックする。
意識をちょっと変えただけで、今までなかなか治らなかった歯ぐきの腫れも自分の力で抑えることができる。
歯医者さんの役割は、お手伝い・アドバイスをするだけ。
患者さん自身が自分の体の免疫力を、適切に上げるようにしていくことで、確実に効果が出てくるのです。
2008年09月30日
簡単にできる虫歯予防 その3
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
しっかり治療して、歯磨きも教わった。
これからは自分で何とかできる。
だから・・・
半年に一回、検診を受けているから問題ない・・・
これが今までの虫歯へのイメージ。
ひょっとすると検診という部分はないかもしれませんが^^;
実はこのイメージ。
大きな大前提があってのこと。
「治療すれば虫歯は治る」
「自分で歯磨きすれば、抑えられる」
という、間違った前提条件の元での話し。
実際には、治療すれば虫歯になりやすくなりますし、歯磨きをどんなにがんばっても虫歯になります。
「半年に一回、検診に来てね・・・」
というのも、1つの前提条件があります。
それは、保険診療をするには病気になっていないということ。
病気になっているところを治療するわけですから・・・
病気になる6ヶ月たったら、虫歯や歯周病を治療しますから来てくださいね
という意味になるのです。
これは、体の治る時間を考えればわかること。
例えば歯ぐき。
新しい細胞が生まれてから、その細胞の寿命を全うして死んでしまうまでの期間が短いのが歯ぐきなどの粘膜。
これに対して、骨は3ヶ月くらいかかります。
だから骨折してもギブスして安静にしますよね。
時間がかかるので、その間は動かせないということです。
逆に言うと、ばい菌に3ヶ月間晒されてしまうと、その部分の細胞は、生まれてからなくなるまで、ずっとばい菌に感染していたということになります。
ということは・・・
それ以降のその部分の骨は、どんどんばい菌に負けてしまうということ。
だから骨が吸収されるように炎症が起こってしまうのです。
ということは、3ヶ月以上あいてしまうと、歯肉の周りの骨は、ばい菌で腐ってしまうということですね。(これが歯周病)
逆にそれよりも前に、きれいにばい菌を取り除いてしまえばいいだけの話なのですが・・・
虫歯に関しても同じことが言えます。
検診をする=悪いところを見つける
いい状態で、治療をしないように維持しなければいけないのに、わざわざ虫歯にしてから治療する歯を見つける。
これが、定期健診の意味です。
歯を削りたくない・・・
という方に一番のお勧めは、
「虫歯ができる前に、定期的に歯医者さんへ、予防をしに通う」
ということです。
その時に何をするか・・・
それは次回に。
2008年09月25日
簡単にできる虫歯予防 その2
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
虫歯ができてしまう・・・
きちんと歯を磨いているのに・・・
歯を磨いていれば、虫歯にならない。
これがイメージとしてありますよね。
でも・・・
本当でしょうか?
ずいぶん前の体験です。
歯医者をしてきて、『なんでこんなにきれいに磨けてるのに、虫歯だらけなんだろう・・・』と感じたことがありました。
完璧に磨けています。
患者さん自身も、丁寧に、時間をかけて、大切に歯を磨いています。
でも、虫歯になってしまう。
なんでなのか・・・
患者さんを助けてあげたい。
こんなにがんばっているのに。
なんで虫歯が増えてしまうのか。
その当時は、色々文献をあたったり他の歯医者の先輩や教授などにも教えを請いましたが、これだ!!という回答を得ることができませんでした。
でも、今ならこの答えがわかります。
前提条件が違うのです。
歯磨きができていれば虫歯にならない。
このイメージが違っていたのです。
歯磨きをしても虫歯になるのです。
正確に言うと、歯磨きだけしていても必ず虫歯になってしまうのです。
特に、一度でも治療した歯は。
この事実を知ったのは、今から7年前。
私の師匠の川邉研次先生の姿勢咬合セミナーを受講したときからです。
歯磨きをしていても虫歯・歯周病には必ずなる。
歯磨きだけで、100%口の中のばい菌を取ろうとすると、5時間もかかるのです。
ということは・・・
ばい菌を取り除くのは、歯磨きだけでは不可能ということなのです。
ではどうすれば良いかというと、歯医者さんに定期的に通う。
それも、虫歯も歯周病もまったくなければ3ヶ月以内に。
もし治療をしたことがある場合には、もっと短い期間内に。
歯医者さんで何をするかというと、自分では取れないところの汚れを取ってもらう。
さらに、自分の体の免疫力を上げて、ばい菌自体の活動を普段から下げられるように、健康に対してのアドバイスをもらう。
今、自分がどんな状態なのか。
このまま行くとどういう状態になってしまうのか。
それを第三者のプロの目で確認してもらい、”将来どうなりたい”という目標に向かって、アドバイスをもらう。
自分の歯磨きだけでは、歯周病(歯槽膿漏)も虫歯も予防できないというのが世界的に見て当たり前のことなのです。
日本だけ・・・
イメージが違うのです。
2008年09月20日
簡単にできる虫歯予防 その1
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
子供が矯正をするので相談に来ていたお母さんから、虫歯についての質問を受けました。
「この子は虫歯もないのですが、今日来てませんけど長女は虫歯がすごいんです・・・
ちゃんと別の歯医者にも通っていますし、この前も治療が終わったばかりで、また半年後に来てくださいといわれてるんです。
なんで長女と下の娘とは虫歯のでき方がこんなに違うのでしょうかね?」
確かに、今日見たお子さんの口の中には、虫歯がありません。
姉妹でもそんなに差がでてしまうのでしょうか・・・
もう少し詳しくお母さんに状況を聞いてみると、その原因がわかりました。
1つは、『虫歯は治療すれば治る』。
2つ目は、『歯を磨いてさえいれば虫歯にならない』。
3つ目は、『半年に一回、検診を受けているから問題ないと』。
と、勘違いしているのです。
どうでしょう。
上の3つ。
あなたも、この3つは正しいと思っていませんか?
何を隠そう、ほとんどの歯医者さんもこの3つは正しいと思っているはずです。
実は私もきら歯科クリニックを開業した2000年当時は、これは何の疑問もなく正しいし、患者さんにも説明していたのですから。
でも、今のきら歯科クリニックは、虫歯・歯周病にならないですむ、治療をしない歯医者さんを目指しています。
その立場からすると、上の3つは、まったくの勘違い。
これをそのまま続けていけば、必ず将来歯が無くなる・・・という予測が立てられるのです。
ちょっと長めになるので、1つずつ順番に説明をしていこうと思います。
一つ目。
『虫歯は治療をすれば治る』
確かに、イメージとしては治って欲しいのです。
もう二度と痛い嫌な思いはしたくない・・・
でも、虫歯を治療すると、逆に虫歯になりやすくなるのです。
文章は間違っていませんよ。
もう一度。
虫歯を治療すると・・・・虫歯になりやすくなる。
虫歯になったことがある方は経験がありませんか?
治療してもらったところが、何年かしたらはずれたり、虫歯になってしまったり・・・
治療をしてもらった部位よりも、治療をぜんぜんしていないところの方が、虫歯になりにくいですよね。
残念ながら、一度でも削った・治療したところは、必ずもう一度虫歯になるというのは、世界的にどの国で調べても必ず起こっていることなのです。
だから、
治療をすると余計に悪くなる。
というのが、結論です。
でも、歯医者さんってこういう風には習ってきていないのです。
教科書に載っている言葉は、『永久補綴物』なんてことも言います。
永久・・・
なんて絶対にありえないのですが、どういうわけか、詰めたりかぶせたものが永遠に持つような錯覚をしているのです。
もちろん、丁寧に精密に治療を行うというのは、医療人としては当たり前の話です。
歯医者さんの世界は、数ミクロン(千分の一ミリ)が勝負です。
精密さに磨きをかけて・・・というのが常識なのです。
なぜなら、そうしないと虫歯の治療したあと、すぐに虫歯になってしまうから。
でも、残念ながら、どんなに精密に作っても、永遠には使えません。
それは、材料の劣化が必ず起こるから。
金属にしても酸化しますし、接着剤も3年くらいたつと流れ始めてしまうのです。
治療に使うものは、人工物。
自分の細胞ではないのです。
だから、どうしても時間とともにだめになってしまう。
虫歯のばい菌は、ちょっとした隙間でも中に入ってしまうので、治療した跡(人工物との境)には、簡単に進入してしまい、虫歯になってしまう。
なんだか暗い話になってしまいましたね。
でも安心してください。
世界の中では、虫歯が国中からなくなったところもあるのです。
その方法をとっていけば、虫歯とは縁が切れます。
それは・・・
歯を削らないですむように、歯医者さんに通うということ。
日本の歯医者さんのイメージは、痛いとき、グラグラしたとき、血が出たとき・・・に行くところが歯医者さん。
非日常の世界です。
なにしろ、歯医者さんに行くときには、痛かったり血が出てたりするんですよ。
普通ではないです。
だから、歯医者さんも普通の世界ではない。
なるべくなら行きたくない。
でも、虫歯がなくなった世界では、歯医者さんに通うことから始まるのです。
でも、通い方が違います。
口の中の汚れを取りに行ったり、問題が起こる前に行くところなのです。
だから、歯医者さんのイメージも、気持ちいいところ・すっきりするところ・健康管理ができるところ・元気になるための悩みを聞いてくれるところ・・・
といったイメージなのです。
なんだかぜんぜん違いますよね。
虫歯にならないようにするのは簡単です。
もともと体の中で一番硬いのが歯。
それが溶けてしまうのが虫歯です。
異常なことですよね。
だから、虫歯にならないように行動すれば、比較的簡単に虫歯にならないですむのです。
その一番初めは、歯医者さんに通うこと。
治療ではありませんよ。
口の中をきれいにするために通ってください。
予防をしっかりマスターした歯医者さんなら、『半年後に来てくださいね』とは絶対に言わないはずですから・・・
その後に、歯磨きです。
では、続きはまた今度。
2008年09月19日
なぜ歯ぐきから血がでるのか(歯医者さんのイメージ)
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
なんで歯茎から血が出るのでしょうか・・・
歯を磨いていたりすると、血が混じるとか、
むかしのCMではないですが、りんごをかじると歯ぐきから血が出るとか・・・
今日いらした患者さんも、歯ぐきから血が出るので・・・ということで、「〇〇製薬」の「薬用歯磨き粉△△」なんてものを買って試してるんだけど、なかなか改善しなくて・・・という話を聞きました。
歯磨き。
大切です。
自分でできる口の中のケアですから。
毎食後、歯磨きするのはすばらしいですし、気持ちいいですよね。
でも、もし、それだけで虫歯にも歯周病にもならないのであれば、なぜあれだけ多くの歯磨き粉や歯ブラシが次から次へとでてくるのでしょうか。
これは7年前の私自身も勘違いしていたこと。
ほんとに恥ずかしい話なのですが・・・
歯磨きをしっかりしていれば歯周病(歯槽膿漏)や虫歯にはならない。
そう信じていたのです。
でも、大きな勘違いでした。
歯磨きはとても大切ですが、第三者である専門家に客観的に自分の事を見てもらわない限り、必ず歯周病(歯槽膿漏)になってしまうということです。
大学では習いません。
卒業して、4年もたったときにはじめて知った事実でした。
しかもほとんどの先進国は、このシステムを導入して、歯周病や虫歯を封じ込めることに成功している。
さらに、口の中のばい菌をコントロールできるので、体の病気も9割近くをなくすことができる。
こんなこと、日本では、まったく知らされていません。
歯医者さんは治療するところ。
歯磨き・歯ブラシ・歯磨き粉が予防を担当ね。
そういうイメージを誰もが持っていると思うのです。
でも、歯周病(歯槽膿漏)を防ぐなら、簡単なのです。
歯医者さんは歯を守るところ。
もちろん治療は一切しないように、削ったり抜いたりすることはしない。
歯磨きは大切だけど、歯医者さんに毎月一回は通うというのが大切なのよ。
こういうイメージが広まれば、必ず日本でも歯周病(歯槽膿漏)や虫歯が、他の先進国のようにどんどん少なくなっていくと思うのです。
だから。
歯磨き粉に色々工夫するのもすばらしいことですが、
歯医者さんに、血が出る前に行くという習慣が出来れば、必ず歯は残ります。
2008年09月16日
レーザー治療で、歯周病は完治しますか?
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
先日、電話で質問がありました。
「レーザー治療で、歯周病(歯槽膿漏)は完治しますか?」
というご質問でした。
実は、これ、なかなか即答しづらい質問なのです。
そもそも、歯周病が完治するかということが怪しいです。
完治。
たぶん、質問された方のイメージでは、歯周病(歯槽膿漏)で腐ってしまった骨やグチャグチャになってしまった歯ぐきが、元の形にもとどうりになるかということだと思うのです。
歯周病(歯槽膿漏)で、一番困るのが元に戻らない、ということ。
残念ながら、今の医学では、どんなことをしても元の歯ぐきの形に戻るということはないのです。
今ある状態の中で、一番の状態にすること。
これがゴール時点でのイメージです。
ですから、骨が腐って溶けてしまっているところの歯槽膿漏をもう一度骨が増える・・・ということはないのです。
溶けてしまったところで、グラグラする歯をしないようにしたり、歯ぐきもピンク色にするということならできるのですが・・・。
完治。
できないのが残念です。
これは、レーザーを使っても同じこと。
レーザーを使うと何が良いかというと、その部分の治りが早いということです。
歯周病(歯槽膿漏)のばい菌をレーザーで殺菌したり、その部分の骨や歯ぐきの回復するスピードを速める役割があるからです。
でも・・・
完治はしません。
しかも、一度よくなった、抑えられた歯周病(歯槽膿漏)は、歯磨きだけでは必ず進んでしまうのです。
だから、先進諸国では、予防に力を入れているのですね。
日本では・・・
予防歯科は、健康保険を使ってはいけないというルールがあります。
ですから、自分で何とかしないといけない。
治療は歯医者さん。
予防は、サンスターやライオン。
こういうイメージでは、いつまでたっても歯周病(歯槽膿漏)は、進んでしまうのです。
歯周病(歯槽膿漏)を進ませないためには、定期的に歯医者さんへ行って汚れを取ってもらうことしかないのです。
2008年09月10日
歯周病(歯槽膿漏) 予防歯科に通う理由2 期間は?
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
歯医者さんに行かなきゃいけない時ってありますよね。
痛いとかかめないとか・・・
何か不都合があったときに行く。
そこが歯医者さん。
でも、実はこれは特別な状態で・・・
痛いとかかめないというのは、緊急事態。
これがないようにするのが、本来の歯医者さんの姿のはず。
世界的に見れば、歯周病(歯槽膿漏)や虫歯というのは、防げるのが常識になっています。
なのに、なぜこんなに苦しんでいる方が多いのでしょうか。
それは、冒頭で書いた、歯医者さんのイメージが原因の1つになっていると思います。
本来、歯周病(歯槽膿漏)や虫歯にならないようにする場所が歯医者さんであるべきなのに・・・
これは、健康保険が病気の治療にしか使えないということも関係あります。
今日も4ヶ月ぶりに来た患者さんが、
「実は、左の上の歯ぐきが4日前に腫れてしまって・・・」
と急に来院。
実はこの患者さんは、それまでの6ヶ月間、毎月一回以上は、口の中のお手入れに来ていた方です。
グラグラした左上の歯を何とか残したい・・・
その想いで、毎月必ず来院されていました。
その頃はまったく問題なし。
最初はグラグラ揺れていた歯も、だんだん揺れが小さくなっていくのが本人でもわかるくらい担っていたのですが・・・
体が病気にならないようにするには、期間があるのです。
この方の場合には、1ヶ月。
それ以上あけてしまうと、歯石が突き出したり、ちょっと疲れたりすると歯茎が腫れたりしてしまうということです。
口の中をクリーニングしていく期間は、個人個人違います。
でも、全員共通なのは、その期間が3ヶ月以上あけてしまうと、必ず歯周病(歯槽膿漏)が進んでしまうということです。
進む程度も個人差がありますが、これはどの国で調べても、この3ヶ月という基準の期間は変わらないそうです。
ですから、健康で歯周病(歯槽膿漏)がない、虫歯の治療もしたことがない方は、3ヶ月に1回、歯医者さんに通う。
もし、歯周病になったことがあったり、虫歯の治療した後があったりすれば、期間は自動的に2ヶ月・1ヶ月に短くする必要があるのです。
このように口の中のばい菌をコントロールしていけば、今ある体の病気の90%が防げるということです。
2008年09月05日
歯周病(歯槽膿漏) 予防歯科に通う理由
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
このごろ、予防歯科に通われている方の感想を聞くことが多いのです。
きもちいいですよ、とか、さっぱりします、とか表面上の今感じたことを言っていただけることも多いのですが・・・
中には、”う〜ん、そうきたか”と思わずうなってしまうようなことを教えていただけることがあります。
今日のWさんもそうでした。
「口の中もさっぱりするし、磨き残しが取れるって感じで、確かに初めてきら歯科クリニックに来た頃の歯ぐきが腫れてる感じは、まったく無くなったのよ。でもね・・・」
「なんで通い続けてるかと思いをめぐらすと、たぶんスタッフの方に会いに来て話に来てるのよ。」
「だから、ここじゃなきゃだめなの」
歯周病や虫歯は、進行をとめることができます。
毎月、歯医者にクリーニングをしに行けば、歯石も付かなく歯肉も腫れるわけがありません。
でも、話をお聞きする限り、きら歯科クリニックに行きたいという方は、ほとんどの場合が、話を聞いて欲しい(会話をして欲しい)という部分を重要視しているということに気が付きました。
確かに人と人とのつながりが重要だと思って、きら歯科クリニックのあり方(目的)を定めています。
スタッフも、それに呼応するように患者さん一人一人と向き合っているということが評価されているわけで、私もとてもうれしく思うのです。
2008年09月04日
歯周病(歯槽膿漏)が治りにくい
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
よく歯も磨けているのに、歯周病(歯槽膿漏)が治りにくい方がいらっしゃいます。
そういうときには、色々な原因が絡まりあっていることが多いのです。
例えば、糖尿病。
歯周病(歯槽膿漏)になっていると、糖尿病も悪くなりやすいですし、逆に糖尿病だと歯周病(歯槽膿漏)が治りにくい。
歯周病と糖尿病は大きく関与しているのです。
糖尿病によって、歯肉の治るスピードが落ちてしまう。
逆に、歯周病によって糖尿病が悪くなりやすくなる。
相乗効果が起こってしまうのです。
では、こういうときにはどうすればいいのでしょうか。
1つは、徹底的にばい菌を少なくする。
もう1つは、体の治す力(免疫力)を上げるようにする。
ばい菌を少なくするには、普段の歯磨きと、歯医者さんでの徹底したクリーニングが必要です。
体の免疫力を上げるには、歯周病に対しては、その部分の歯ぐきのマッサージや歯科用ハーブを使って、血の流れやリンパの流れを促進するようにします。
もちろん糖尿病のコントロールはお医者さんの指示の元しっかりする必要があります。
こうすることで、治りにくい歯周病(歯槽膿漏)も落ち着かせることができるのです。
2008年09月03日
歯周病かと思いきや・・・口内炎
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
歯ぐきや頬、舌にもできるのが口内炎。
かんだり、体調が悪かったときにできます。
歯周病(歯槽膿漏)が急に痛くなった、といってこられる方の中にも、実は口内炎だったという方もいます。
なんだ、口内炎か。
といって、油断は禁物です。
実は、口の中の癌(口腔癌・舌癌 等々)は、最初は口内炎と同じような感じでできることがあるからです。
入れ歯があたって口内炎ができやすい・・・という時も、歯や目のケアが必要です。
同じところに傷ができればできるほど、遺伝子を壊しやすいためです。
遺伝子が壊れると癌に変化しやすいのです。
もちろん、口の中のばい菌がいなければ、それだけリスクも減っていきます。
血液やリンパの流れがいい状態で、癌を起こすばい菌自体が少なければ、リスクが下がるということです。
ただの口内炎ですが・・・
むやみに怖がる必要もありませんが、ほったらかしにして置くことはいけません。
予防歯科に通っていれば、ず〜っと時間の変化を記録できるので、ちょっとした変化も見逃さないですむということですね。
2008年09月02日
虫歯・歯周病(歯槽膿漏) 歯磨きだけで防げない2
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
昨日の話しの続きになります。
病気がないときに行くのが歯医者さん。
歯周病(歯槽膿漏)の治療・予防を考えたときに、一度歯周病を止めて、それからそれを維持するようにしていくことが必要です。
この維持するために歯医者さんへ通うときに、注意点があるということでした。
例えば、歯医者さんで「6ヵ月後にきてくださいね」と言われたことはありませんか?
この6ヶ月という期間は、重要な意味があるのです。
それは、”必ず病気になる期間”ということ。
どんなに歯を磨いていても、6ヶ月、自分の歯磨きだけで過ごしてしまうと、必ず病気(歯周病・歯槽膿漏)になっているということなのです。
6ヶ月あけば、必ず歯石は付きます。
汚れて磨けていないところは、歯ぐきが腫れているかもしれません。
今度いつは医者さんに行けばいいのか・・・・というのは、一人一人期間が、違うはずです。
虫歯も歯周病もほとんどない。歯石も付きにくい。顕微鏡で見てみても、ほとんどばい菌が見られない・・・
こういう方は、3ヶ月以内に一回、歯医者さんへ行って、汚れ(ばい菌)を撮ってもらえばいいでしょう。
ところが、すでに骨が溶けて歯の根が見えている。すぐに歯石になってしまう。磨き残しが多い・・・。
こういう方は、歯石ができ上がる前、歯周病になる前に一回、歯医者さんへ行く必要があります。
そうすると、2週間から1ヶ月程度に一回。
歯医者さんへ行って口の中のばい菌をきれいにすれば、ほとんどの場合歯周病(歯槽膿漏)は防げるのです。
これは、一人一人の体の状態によっても違いますし、食事の質など、生活習慣や状況によっても違ってくることです。
今、自分がいい方向に進んでいるのか。
それとも、悪くなる方向に向かってしまっているのか。
自分自身では判断できない。
だから、専門家の第三者の目線で、的確に、定期的にチェックする。
これをしていけば、歯周病(歯槽膿漏)に悩まなくてすむようになるのです。
2008年09月01日
虫歯・歯周病(歯槽膿漏) 歯磨きだけで防げない
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
歯周病で悩んでいる方の多くは、
「歯磨きをしているのに、血が出る」
「歯がグラグラして・・・。気をつけて磨いているのに」
というように、自分でしっかり磨いているのに、結果がうまく現れないということが多いです。
確かに、「他の病院で歯磨きの指導を受けました」という方が来院されたときは、非常にきれいな口の中をしているのです。
でも、どういうわけか、歯ぐきから血が出るとか、歯肉が減ってしまうのが止まらないとかいう状態が止まりません。
ここで大きな勘違いをしている部分があります。
それは、歯を磨けば、歯周病(歯槽膿漏)は防げると思っていること。
確かに、歯周病の予防には、歯磨きが大きく関与しています。
でも、歯磨きだめというのは、世界中の国々では常識となりつつあること。
日本では、歯磨きをすれば・・・というイメージですが、それは特殊なことなのです。
ではどうすれば良いかというと、歯の周りのバイキンをきれいに取り除くために、歯医者さんに通うということです。
歯医者さんに通うのは、痛いとか症状があるときだけだと思うのですが、症状があるというのは、体の中では非常事態ということですよね。
そうなる前に歯医者さんへ行ってきれいになる。
歯石もできる前に行くので、痛い思いをして歯石を取る事もないのです。
病気がないときに行くのが歯医者さん。
これが普通になったときに、初めて歯周病(歯槽膿漏)をコントロールすることができます。
実はこの時にポイントがあるのですが・・・
それは次回に。
2008年08月30日
虫歯・歯周病(歯槽膿漏)と歯磨き
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
「自分で歯磨きもしっかりしているし、歯ぐきのマッサージもしている。
だから、歯医者さんに通わなくてもいいですよね。」
虫歯・歯周病の予防処置に来た、Wさんが、受付で話し始めました。
自分でしっかり管理ができる。
だからわざわざ歯医者さんに通わなくても、虫歯にも歯周病にもならない・・・
実際に、歯医者である私も、以前は歯磨きがしっかりできていれば、虫歯にも歯周病にもならないですむのではないかな・・・と思い、患者さんに歯磨きの仕方を徹底的に教えていたときがありました。
でも、なんだかおかしい。
きれいに磨けている方が、数年立って来院されると歯周病や虫歯になっている。
なんで、歯磨きができているのに、虫歯や歯周病にまたなってしまうのだろうか?
そう思いながら色々勉強していったときに、あることを知りました。
それは、
「歯磨きを教わって歯医者さんに通わない場合と、歯磨きを教わらずに歯医者さんに通わない場合と、歯のなくなり方はほぼ同じ。」
というデータでした。
これには衝撃を受けました。
歯磨きだけではどうにもならないということが、すでにデータとしてあったのですから。
なんで大学で教わってこなかったのだろう???
先輩の先生たちもほとんどこのことを知らないようでした。
このデータには、他にもあって、
”定期的に歯医者さんへ通う場合には、ほとんど歯がなくならない”というものです。
でも、注意したいのは、歯医者さんへ通うのは、虫歯・歯周病の治療に通うのではないということ。
治療をしてしまうと、余計に歯が悪くなってしまうからです。
そうではなく、虫歯・歯周病になる前に、歯医者さんへ行ってきれいにしてもらうということです。
ですから、歯石ができる前。
歯磨きの磨き残しが硬くなる前に、歯の磨けていないところを歯医者さんに行ってきれいにしてもらうということなのです。
歯磨きは大事ですが、それだけでは十分ではない。
歯医者さんに、汚れを取りに行って、「元気な状態ですね」ということを確認することを続けていくことが大切だということです。
これは特別なことではなく、世界的に見れば当たり前のこと。
どういうわけか、日本だけが特殊な世界にはまってしまったようです。
2008年08月29日
歯周病で歯がグラグラしてる (残す方法2)
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
歯周病でグラグラしている歯を使えるようにするために、その歯と隣の歯をつなげて力を肩代わりしてもらう方法があるという話を前日にしました。
でも、この方法にも欠点があります。
隣の歯も歯周病だった場合には使えないということ。
さらに、共倒れして、歯周病が進んでしまうことがあるということでした。
これとは違う方法で、グラグラした歯を残す方法があります。
これは、私の師匠、川邉研次先生から教えていただいた方法。
例えグラグラしていても、最後、指で抜けるくらいまで歯を使える方法です。
グラグラゆれている歯周病(歯槽膿漏)の歯は、歯の周りの骨が溶けてしまった分、口の中に見えている部分が長くなっています。
例えるなら、砂山に棒を立てた状態。
砂を取っていくとだんだん棒が倒れていきますよね。
この時にどうすれば良いかというと、砂を足すか、棒を短くするかです。
歯周病の骨も砂山の砂のように簡単に足せればいいのですが、今の医療では、骨を戻すということはほとんど無理なのです。
そこで、棒を短くしてバランスを取るという方法を取ります。
長くなりすぎてしまった歯を短くすることで、骨の負担を少なくするのです。
でも、そうなってしまうとかめなくなりますよね。
そこで、その短くなった歯を覆うように、取り外しのできる入れ歯を入れていくのです。
こうすることで、指で抜ける位まで、歯をしっかり残すことができるようになるのです。
2008年08月28日
歯周病で歯がグラグラしてる
姿勢を意識して、虫歯・歯周病を治療・予防する、予防歯科のきら歯科クリニック 院長の吉良信史です。
歯周病(歯槽膿漏)が進んでしまって、歯がグラグラしてしまうということ、ありますよね。
見つかるのが早ければ、それでもぐらつきが止まる事もありますが・・・
歯周病が進んでしまい、骨が腐って溶けてしまうと、なかなか止まりません。
たとえ歯ぐきからの血や膿が出なくなったとしても、グラグラ歯が揺れてしまって止まらないということがあります。
こういうときには、隣の歯と、接着させてつなげてしまうことがあります。
そうすると、ぐらついていた歯を隣の歯が助けてくれるので、しっかりかめる事もあるのです。
ただ、この状態にしてから、骨の吸収が加速してしまうことがあるので注意が必要です。
なぜ骨の吸収が進むかというと、歯の周りの骨の部分に適度な噛む刺激が届かなくなってしまうことがあるから。
かむことによって、歯の周りの骨の栄養が循環しているという部分もあるのです。
ですから、適度な刺激があれば、歯周病にもなりにくくなるのですが、まったくかめていないとか、歯があたりすぎて力が強すぎるというときにも、歯周病が進んでしまうのです。
歯周病が進んでグラグラしている歯に適度なかむ力を与えるというのは、なかなか難しいことです。
また、隣の歯も歯周病でグラグラしているというときには、この接着させて力を分散させる方法は不可能です。
こういうときにはいい方法があります。
それは次回に。
